この記事で想定しているのは、パデルの体験を終え、これから週1回以上のペースで続けたい初心者です。
レンタルシューズや手持ちの運動靴から卒業して、継続して履ける最初の1足を探しているなら、候補にしたいのがASICS(アシックス)の「GEL-RESOLUTION X PADEL」です。
横方向への安定性を重視したパデル用モデルで、左右への切り返しにまだ慣れていない初心者にも選ぶ理由があります。ただし、足幅や使用コートによっては別の選択が必要です。
この記事では、候補を1足に絞ったうえで、向いている人、サイズの確かめ方、購入前に確認したい点まで順番に説明します。
この記事で分かること
- 週1回以上プレーする初心者向けの具体的な候補1足
- GEL-RESOLUTION X PADELを選ぶ理由
- このシューズが向く人と向かない可能性がある人
- サイズ選びで確認したい指先・足幅・かかとの状態
- 購入前に確認するコートとの相性や返品・交換条件
週1回以上なら安定性を重視して選びたい
週1回以上プレーする人は、シューズを選ぶときにデザインや軽さだけでなく、左右へ動いたときの安定性を確認したいところです。
パデルでは、前後に走るだけでなく、相手のショットに合わせて横へ動きます。壁から跳ね返るボールに対応するため、方向を変えたり、細かく足を運んだりする場面も少なくありません。
まっすぐ走ることを主な目的にしたランニングシューズは、前方向への動きには使いやすくても、横へ踏み込んだ際に足元が不安定になる場合があります。
週1回以上繰り返し使うなら、次の条件を満たすモデルが候補になります。
- 横方向への踏み込みを考えたコートシューズである
- パデルコートで使うことを想定したアウトソールを備えている
- 足がシューズ内で大きく動かない
- 切り返したときにかかとが浮きにくい
- 継続使用を考えた安定性がある
アウトソールとは、地面に接する靴底の部分です。コート上で滑りすぎず、反対に強く引っかかりすぎないかを左右するため、パデルシューズでは重要な部分です。

候補はASICS GEL-RESOLUTION X PADEL
今回の条件に対する候補は、ASICS GEL-RESOLUTION X PADELです。
製品名に「PADEL」とあるパデル向けモデルで、横方向へ踏み込む場面の安定性を重視して選びたい人に適しています。週1回程度から継続する初心者が、プレー中の足元に安心感を求めるときに検討しやすい1足です。
| 確認項目 | このモデルを候補にする理由 |
|---|---|
| 使用目的 | パデルでの使用を想定したモデル |
| 重視する性能 | 左右への動きに対する安定性 |
| プレー頻度 | 週1回以上、継続してプレーする人 |
| 向く選び方 | 軽さだけでなく足元の支えを優先したい人 |
| 購入前の注意 | 足幅、かかとの収まり、使用コートを要確認 |
左右へ動くときの安定感を優先しやすい
初心者のうちは、ボールを追うことに集中するあまり、足元の動きが急になりがちです。横へ大きく一歩を出したり、止まった直後に反対方向へ動いたりすることもあります。
GEL-RESOLUTION X PADELは、軽快さだけを最優先するというより、足元を支える感覚を重視して選びたい人向きです。最初の1足でも、継続使用を見越して安定性を確保したい人に合わせやすいでしょう。
パデル用モデルなので用途を判断しやすい
テニスシューズには、オールコート用やクレーコート用など複数の靴底があります。初めて買う人にとっては、どれがパデルコートに合うのか判断しにくいことがあります。
このモデルはパデル向けであることが製品名から分かるため、用途を絞りやすい点も初心者にとって安心材料です。
ただし、パデルコートの人工芝や砂の量は施設ごとに異なります。シューズの使用ルールを設けている施設もあるため、普段通うコートが決まっている人は、購入前にスタッフへ確認してください。
軽さを最優先する人には慎重な試着が必要
安定性を重視したシューズは、薄く軽い靴とは履いた感覚が異なります。普段から軽量なランニングシューズを履いている人は、足元の支えを「安心」と感じることもあれば、「しっかりしすぎている」と感じることもあります。
重量の数値だけで決めず、実際に履いて左右へ踏み込んだときの感覚を確認することが大切です。足を入れた瞬間だけでなく、数分歩いて違和感が増えないかも見てください。
サイズは普段のスニーカーと同じとは限らない
シューズ選びで最後に迷いやすいのがサイズです。普段履いているスニーカーと同じサイズ表記でも、ブランド、モデル、靴の用途によってフィット感は変わります。
「いつもこのサイズだから」と数字だけで決めず、次の3か所を確認してください。
指先が靴に当たり続けないか
立った状態で、つま先が靴の先端に強く触れていないかを確かめます。前へ踏み込んだ際に指が当たるサイズでは、プレー中に痛みが出る可能性があります。
反対に、余裕が大きすぎると靴の中で足が前後に動きます。単に大きめを選ぶのではなく、指を動かせる余裕と足の固定感の両方を確認しましょう。
小指側や親指の付け根が圧迫されないか
足長が合っていても、足幅が合わないことがあります。特に、小指の外側や親指の付け根が強く押される場合は、プレー中の切り返しで痛みが出やすくなります。
幅の不足を解消するためにサイズを上げると、今度はかかとや指先が余ることがあります。横幅に強い圧迫がある場合は、サイズアップだけで解決しようとせず、足幅に合う別モデルも比較してください。
幅広足の自覚がある人は、幅広足のパデルシューズ選び|初心者の候補1足も確認できます。
左右へ踏み込んでもかかとが浮かないか
試着時は、店内でまっすぐ歩くだけでは十分ではありません。周囲の安全を確認し、可能であれば膝を軽く曲げて左右へ体重を移してみてください。
そのときに、かかとが大きく浮く、足が靴の中で横滑りする、くるぶし周辺に硬い部分が当たる場合は、サイズや形が足に合っていない可能性があります。

試着ではプレー時と同じソックスを使う
シューズを試着するときは、実際のプレーで使う厚さのソックスを履きましょう。薄手のソックスで試着し、本番で厚手に替えると、足幅や甲まわりが窮屈になることがあります。
また、人の足は左右で長さや幅が同じとは限りません。片足だけで決めず、必ず両足を履いて確認してください。
- プレー時と同じ厚さのソックスを履く
- 両足とも試着する
- 立った状態で指先を確認する
- 小指側と親指の付け根に強い圧迫がないか見る
- 歩行に加えて左右へ体重を移す
- かかとが大きく浮かないか確かめる
オンラインで購入する場合は、注文前にサイズ交換や返品の条件を確認します。室内試着のみが条件になっている場合や、タグ・箱の状態が指定されている場合があるため、届いてすぐ屋外で使用しないよう注意してください。
この1足が合わない可能性がある人
GEL-RESOLUTION X PADELは、週1回以上続けるすべての初心者に必ず合うわけではありません。次に該当する場合は、ほかのモデルとの比較が必要です。
- 足幅が広く、標準的なシューズでは小指側が当たりやすい
- 甲が高く、靴ひもを緩めても圧迫感が残る
- 軽さや足裏の柔らかさを最優先したい
- 過去に足首、膝、足裏などを痛めたことがある
- インソールや装具を入れる必要がある
- 通う施設から特定の靴底を指定されている
足に痛みがある場合は、シューズだけで解決しようとせず、必要に応じて医療機関などの専門家へ相談してください。
また、商品名が同じでも、展開されるサイズや仕様が変更される可能性があります。購入時にはメーカーの商品情報を確認し、販売ページの画像や説明だけで判断しないことが大切です。
ひとつ上の選び方に切り替える条件
週1回程度の初心者で、安定性を重視するなら、まずはGEL-RESOLUTION X PADELを基準に試着できます。
一方、週2〜3回へ頻度が増えた場合や、大会への参加を考え始めた場合は、「初心者向けの最初の1足」という考え方から一段進めて、自分の動き方やコートに合わせた選び方へ切り替える時期です。
- 特定のコートで滑りや引っかかりが気になる
- つま先や靴底の一部だけが早く摩耗する
- 長時間プレーすると足裏や膝に負担を感じる
- 素早い切り返しのために軽快さを高めたい
- 屋内と屋外でシューズを使い分けたい
この段階では、単純に上位モデルを選ぶのではなく、現在のシューズで感じた不満を基準にします。安定性を残したまま軽さを求めるのか、クッション性を増やしたいのか、コート別に2足を使い分けるのかを整理すると、次の候補を選びやすくなります。
購入前は3項目を確認して候補を決める
週1回以上パデルを続ける初心者には、横方向への安定性を重視しやすいASICS GEL-RESOLUTION X PADELが具体的な候補になります。
購入へ進む前に、次の3項目を確認してください。
- 普段通う施設のコートで使用できるか
- 両足で試着し、指先・足幅・かかとに違和感がないか
- オンライン購入の場合は返品・サイズ交換が可能か
3項目を確認できれば、モデル名だけで迷い続けず、自分の足に合うサイズの試着へ進めます。最終的には、足を入れたときの柔らかさだけでなく、左右へ動いたときに足が靴の中でずれないかを基準にしてください。
前に読む記事:パデルシューズの選び方|初心者は足幅と通う回数で決まる
次に読む記事:パデル初心者の基本ポジションとペアの動き方


