テニスとパデルのルールの違い|6項目で比較

テニスとパデルのルールの違い|6項目で比較 アイキャッチ(横長) はじめてのパデル

テニスとパデルは、ネットを挟んでボールを打ち合うという点ではよく似ています。ただし、パデルには「壁を使える」「サーブを下から打つ」「基本は4人でプレーする」といった独自のルールがあります。

テニス経験者はすぐにラリーへ入りやすい一方、テニスと同じ感覚で打つと戸惑う場面もあります。反対に、テニスをしたことがなくても、パデルの体験に参加するうえで問題はありません。

この記事では、テニスとパデルのルールの違いを、コート・人数・サーブ・壁・得点・返球方法の6項目に分けて比較します。まずパデル全体の特徴を知りたい方は、パデルとは?初心者が知っておきたい魅力・ルール・始め方も参考にしてください。

この記事で分かること

  • テニスとパデルで異なる6つの基本ルール
  • テニス経験者が間違えやすいサーブや壁の扱い
  • テニス未経験者が体験前に覚えておきたいこと
  • 近くのパデルコートや初心者体験を探す方法

テニスとパデルの主な違いを一覧で比較

最初に大きな違いを確認しておきましょう。パデルはテニスより小さなコートを使い、周囲のガラス壁や金網もプレーの一部として利用するスポーツです。

比較項目 パデル テニス
コート 基本は縦20m・横10m。周囲にガラス壁や金網がある パデルより広く、周囲の壁はプレーに使用しない
人数 公式の基本は2対2の4人 1対1のシングルスと2対2のダブルスがある
サーブ ボールを床で弾ませ、腰の高さ以下で下から打つ 通常はボールを上げ、頭上から打つ
壁 相手コートの床でバウンドした後なら壁に当たっても続行 コート外の壁などに当たると基本的に失点
得点 基本は15・30・40・ゲーム 基本は15・30・40・ゲーム
返球 床で2回バウンドする前に返す。壁からの反発も利用できる コート内で2回バウンドする前に返す
テニスとパデルのルールの違い|6項目で比較 文中画像1(21:9)

得点の数え方はよく似ていますが、コートの構造と壁の扱いは大きく異なります。体験前は、すべての細則を暗記するよりも「サーブは下から」「床に2回落ちたら失点」「床の後に壁へ当たっても続く」の3点を覚えておけば十分です。

違い1・2|コートの構造とプレー人数

パデルコートは壁を含めてプレーする

一般的なパデルコートは縦20m・横10mで、中央にネットがあります。テニスコートよりコンパクトで、周囲がガラス壁や金網で囲まれていることが大きな特徴です。

この囲いは、単にボールが外へ出るのを防ぐためのものではありません。床でワンバウンドしたボールがガラス壁に当たった後も、床で2回目のバウンドをする前なら返球できます。

テニス経験者は、ベースラインを越えそうなボールをすぐ追いかけたくなるかもしれません。しかしパデルでは、いったん壁まで通し、跳ね返ってきたボールを打つほうが返しやすい場合があります。

パデルの公式な基本形式は2対2

テニスには1対1のシングルスと、2対2のダブルスがあります。一方、一般的なパデルの試合は2対2で行います。

1面を4人で使うため、前後左右の役割分担やペアとの声かけもプレーの一部です。自分がすべてのボールを追う必要はなく、初心者でもペアと助け合いながら参加できます。

施設によっては練習として2人でラリーできる場合や、シングルス用コートを設置している場合もあります。ただし、日本ではシングルス用コートが一般的とは限りません。詳しくはパデルは2人でもできる?通常の人数と始め方をご覧ください。

違い3|パデルのサーブは床で弾ませて下から打つ

テニスのサーブは、ボールを上へ投げて頭上から打つ形が一般的です。パデルでは、サーバーがボールを一度床で弾ませ、腰の高さ以下で打ちます。

サーブは自分から見て斜め向かいのサービスボックスへ入れます。1回目を失敗しても、通常は2回目のサーブがあります。この点や、左右を交互に替えて打つ点はテニスと共通しています。

パデルのサーブで最初に覚えたい流れは次のとおりです。

  • サービスラインの後ろに立つ
  • ボールを床で一度弾ませる
  • 腰の高さ以下でボールを打つ
  • 斜め向かいのサービスボックスへ入れる
  • レシーバーはサーブをワンバウンドさせてから返す

サーブされたボールが正しいサービスボックスで弾んだ後、ガラス壁に当たるのは有効です。一方、正しくバウンドした後に金網へ当たった場合はフォルトになります。通常のラリーとサーブでは金網の扱いが異なるため、テニス経験者だけでなく初心者も迷いやすい点です。

立ち位置やフォルトの条件は、パデルのサーブ基本ルール|打ち方・位置・フォルトで詳しく確認できます。

違い4|パデルでは床にバウンドした後の壁を使える

壁の扱いは、テニスとパデルの最も分かりやすい違いです。ただし、「どのように壁へ当たっても続けられる」わけではありません。

相手のボールが床に落ちてから壁に当たれば続行

相手が打ったボールが自分側の床で1回バウンドし、その後にガラス壁や金網へ当たった場合、床で2回目のバウンドをする前に打てば返球できます。

初心者は、壁に当たる前に急いで打とうとして、体勢を崩しやすくなります。届きにくいボールは壁から跳ね返るのを待つと、打つための時間を作れることがあります。

相手のボールが床より先に壁へ当たるとアウト

相手が打ったボールが、自分側の床へ落ちる前に壁や金網へ直接当たった場合は、相手のアウトです。床と壁のどちらに先に当たったかが判断の基準になります。

テニスとパデルのルールの違い|6項目で比較 文中画像2(21:9)

また、自分が返球するときに自分側のガラス壁へボールを当て、その反発でネットを越えさせる返し方もあります。ただし、これは初回体験で必ず使う技術ではありません。最初は、相手コートの床へ直接返すことを優先すれば十分です。

壁と床の判定をさらに整理したい方は、パデルで壁を使えるタイミング|返球判断を図解をご確認ください。

違い5|得点の数え方はテニスとほぼ同じ

コートやサーブには大きな違いがありますが、パデルの得点はテニスと共通する部分が多くあります。

  • 0点:ラブ
  • 1ポイント:15
  • 2ポイント:30
  • 3ポイント:40
  • 次のポイント:ゲーム

一般的には、40対40になるとデュースとなり、そこから2ポイント連続で取った側がゲームを獲得します。ゲームを積み重ねてセットを争い、セットを取って試合に勝つという流れもテニスと似ています。

ただし、大会やイベントによっては、40対40から次の1ポイントでゲームを決める方式などが採用されることがあります。体験会や交流イベントでは進行しやすい独自形式を使う場合もあるため、当日の説明を確認してください。

初めて得点を数える方は、パデルの得点の数え方|ゲーム・セット・試合の流れで具体例を確認できます。

違い6|返球はワンバウンドかノーバウンドで行う

パデルもテニスも、自分側のコートでボールが2回バウンドすると失点です。2回目が床へ落ちる前であれば、ワンバウンドでもノーバウンドでも返球できます。

ノーバウンドで打つことを「ボレー」といいます。通常のラリーではボレーが使えますが、パデルのサーブを受けるときは必ず一度バウンドさせなければなりません。

パデル特有の返球判断は、次のように整理できます。

  • 通常のラリーは、床へ落ちる前にボレーしてもよい
  • ワンバウンドしたボールも、2回目のバウンド前なら返せる
  • 床の後に壁へ当たったボールも、2回目の床バウンド前なら返せる
  • サーブのリターンはノーバウンドで打てない
  • 返球したボールは、壁へ直接ではなく相手コートの床へ入れる

コート外へ飛び出したボールを追って返球できる場合もありますが、コートの出入口や安全スペースなどの条件が必要です。初回体験では無理に追わず、施設スタッフやコーチの案内を優先してください。

返球のタイミングは、パデルのワンバウンド・ノーバウンド返球ルールでも詳しく解説しています。

サーブ・得点・場外プレーまで、パデルのルールを全部確かめたい人はパデルのルール完全ガイドへ。

テニス経験者がパデルで間違えやすい3つの点

強いサーブより、確実に入れることが大切

パデルのサーブは、テニスのように頭上から強く打てません。サービスエースだけを狙うより、正しい位置から確実に入れ、その後のラリーへつなげる意識が大切です。

壁際のボールへ急いで近づきすぎない

壁へ向かうボールをすぐ打とうとすると、ボールと壁の間に入ってしまい、スイングする場所がなくなることがあります。床でバウンドした後の軌道を見て、壁から少し距離を取ると対応しやすくなります。

1人でコート全体を守ろうとしない

パデルは基本的にダブルスです。テニスのシングルス経験があっても、すべてのボールを自分で追う必要はありません。ペアと前後の位置をそろえ、迷ったときは声をかけるほうが安全です。

テニス未経験でもパデル体験には参加できる

パデルを始めるために、テニスのルールや打ち方を先に習得する必要はありません。初心者向け体験では、ラケットの持ち方、サーブ、ワンバウンドでの返球などから案内されるのが一般的です。

体験前に細かな反則まで暗記しなくても、次の3点を覚えておけばプレーの流れを理解しやすくなります。

  • パデルは基本的に2対2でプレーする
  • サーブはボールを弾ませて下から打つ
  • 床でバウンドした後なら、壁に当たってもラリーは続く

体験内容や参加条件、レンタル品は施設によって異なります。申し込む前に、初心者向けプログラムの有無、1人参加の可否、ラケットレンタル、料金、持ち物を公式サイトなどで確認しましょう。

違いが分かったら近くのパデルコートを探そう

テニスとパデルは似ていますが、パデルでは壁がラリーを続ける助けになります。最初から壁を上手に使う必要はなく、まずはボールを相手コートへ返す感覚を楽しめば十分です。

近くの施設を探すときは、全国パデルコートガイドから都道府県別の情報を確認できます。掲載情報が変更されている場合もあるため、体験の開催日時や料金、レンタル、予約条件は各施設の公式情報をご確認ください。

予約方法や施設選びで迷う場合は、パデルコートの探し方・予約方法で、初回に確認したい項目を整理してから探すと安心です。

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